景観地区として定められるために

景観地区とは

さて、日本の都市の中にはその町並みから良好な景観を保っているということを認められた都市には『景観地区』として指定されることがある。この景観地区が定められたのは、2005年の景観法施行に伴って、それまで考えられていた美観地区という都市計画法の地域画地区制度は廃止となり、この景観地区に移行することになった。都市計画区域、並びに準都市計画区域では景観地区を設定することが出来る。また、条例を定めることで、その他の地域でも準景観地区を設定することも出来るようになっている。

小難しい言葉を並べましたが、景観地区とは市街地の良好な景観の形成を図るために定められている。この景観地区に定められた地区は、市町村が強制力を持って建築物の形態や規模を規制することが可能となり、従わない場合は工場停止・是正命令・罰則が与えられるようになっている。景観地区内の建築物の形態衣装は、都市計画に定められた建築物の形態意匠の制限に適合するものでなければならないうえ、景観地区内で建築などを行なう場合には、形態意匠の制限に適合することについて、市町村長の認定を受ける必要があるのだ。

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美観地区と景観地区の違い

美観地区と景観地区、似ているようで似ていないこの二つですが、どのような点で違っているのかというのをご存知ですか?まず美観地区について話をしていきましょう。美観地区は、指定されたとき以前の良好な景観を維持する目的としている。つまり、指定されたとき以前からの景観を保全することをしなければならないということだ。

一方景観地区とは、指定された後の良好な景観の形成を図るために設定することを目的としている。景観地区とは、指定された後にその地域を形成することを象徴する景観を作ることとしている。美観地区と景観地区というのは、それまでにある景観を守ることを優先的にするか、未来的に考えて景観形成をするという違いが主な点だろう。

どちらが良いのかということは分からないが、これも地域によってその地区を制定することで異なってくるかもしれない。美観地区は廃止されたものの、条件などで景観地区を美観地区と呼んで、呼称が残っている例もある。

景観地区と定めている事項

景観地区内では様々な制限が存在していると言うのは簡単に説明したが、具体的にどのようなものがあるのかということになるが、それは以下のような事項を守る必要があるという事になる。

必要事項

これは先に述べたように、景観を乱すようなデザインや色彩を利用しているような建築物の建造は認めることは出来ないとして、その計画云々によってはそのアンに対して変更を共生的に求めることが出来る

選択事項

建築物の建設の際に、建物の高さと敷地面積、更に壁面の位置についても制限などが用いられる。景観を意識するとなれば様々な制約が伴うことになってしまうが、先のように言われた外国からあまりにも景観という意識が低い国だというように見られないようにするためには、必要なことなのだろう。

景観地区指定都市

ではここから日本にある36の景観地区として指定されている都市を紹介しよう。

準景観地区指定都市

当然といえば当然だが、やはり京都が多くて10ヶ所の景観地区として策定されているのは当然だろう。京都の町並みを守らずして、一体どこの地区の町並みを守るのかという話になってくる。もちろん日本全国にはそれぞれ郷土としての見方では由来がある場所はたくさんある、それこそ普通に生活しているだけでは日本人でも中々知らないような美しい町並みを持っている町もあることだろう。だがやはり地名的なことを考えたときには、京都という歴史的に最も古く伝統ある都市を守る必要はあるだろう。

さて、そんな景観地区として指定されている東京でも数少ない美しい名所が江戸川区にある『一之江境川親水公園沿線景観地区』と『古川親水公園沿線景観地』だ。この原稿を書くまで知らなかったが、こんなに美しい風景を持っている公園がど真ん中の都心に存在していたということが驚きだった。そこには確かに人間が作り出した人工物である公園の中に、絵に描いたような自然と人工が共存している姿がそこにはあった。古来から理想とされていた日本人と自然との共存模様を綺麗に表現したその公園は、来る人全てを癒してくれる環境となっている。東京、もしくは首都圏に住んでいる人は一度は訪れるという事を考えたら行ってみる価値は十分にあります。日々の生活に疲れている人は一度訪れて、忙しい毎日を忘れてゆったりと自然を体験してみませんか?

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景観としての経済効果

さて、景観地区として指定されているからといっても、その地域が活性化するということは限らない。ただ、こうした景観地区に指定されていない地域においても伝統的な町並みの回復、もしくは町並みを整備したことによって観光客が増加したことで経済効果を上げている地域もある。具体的な例としては以下の通りとなっている。

小布施町の場合
小布施堂の新店舗計画を機会に、曳屋方式などで宮本常長を中心とした修景事業を実施したことにより、経済効果をもたらした。
長浜町の場合
黒壁スクエアを中心に古い街並みを整備したことで、観光客が増加した。
宮崎県の場合
宮崎交通の社長であった『岩切章太郎』氏が観光し裂くとして編み出した、沿道に南国の樹木フェニックスを植樹する方策は、県の条例となって進められる。
倉敷市
観光都市というイメージに際し、ある場所からの景を徹底して作り出して効果を上げている。
由布市
湯布院は観光地として早くから景観に取り組んでいたこともあり、経済効果を挙げるきっかけになるのであった。
黒川温泉
とある旅館の経営者が懐かしさを感じさせる古い景観を再現したところ、これがお客さんに受けて連日満員御礼となった。このことをきっかけにしてこの経営者の提案で、温泉街から無秩序に並んでいた看板類を一掃して、温泉街の街並みを古い湯治場の雰囲気に統一したことで廃れかかっていた温泉街が活気付くようになり、全国の温泉やどの経営者が見学に来るようになったという。

上記の中には元々あったものを新しく作り直したことで活気を取り戻すことになった一方で、古来から伝統ある風景を再現するようにして、昔ながらを演出したことにより情緒溢れる景観を作り出したことによって大ヒットをかますことになった。

このことから見ると、確かに古くからあるものを取り戻すことによって景観だけでなく街の活気がよみがえることもあれば、新しく街を色付けするようにして観光都市というイメージを強くしていくことで印象を変えていこうとするやり方もあるので、これは興味深い結果であるといえる。